村井忠夫のマンション管理ブログ

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【語り尽くされていないこと、見逃されていること43:トランプもどき】自分本位の人物が同じマンションに住んでいるような・・・

あれはアメリカの大統領の話だとわかっていても、これほど気になるのは・・・

 また今回もトランプのことを書く。まさか、まさかと思いながら、とうとう、この人物は本当にアメリカの大統領になってしまった。

 気になる夢の記憶が残ったまま目が覚めた朝の気分だ。

 本来なら、誰がアメリカの大統領になろうとこれほど気になる話ではない。ニュースの様子を見ながら新しい大統領の名前を記憶しておくだけですんでいた。

 太平洋戦争中のルーズベルト、トルーマンから始まって、ついこの間までのオバマまで、いつもそうだったから。

 でも、今度は違う。いつもと、明らかに何かが違う。

 何が、どう違うのか。何が、それほど気になるのか。

 今度のアメリカ大統領は、今まで誰も言わなかったようなことをあたり構わずといった感じで、何度も何度も言い立てる。「俺たちが一番だぞ」と、いつもあからさまに言い立てる。「俺の言うようにしないとどうなっても知らないぞ」と言い立てる。

 言いたい放題を言っているようなのだが、ふと気がつくと、それほど見当違いでもないし、むしろ今まで誰もが黙っていたことを声高に述べ立てているような気がすることもある。

 言葉がむき出しで露骨で、支離滅裂のようなのだが、肝心なことがどうなるのかがまったく分からない。

 分からないことばかりだが、大統領の権力の使い方次第では、海の向こうからこちらの方に、いつ、どういう、とばっちりが舞い込んでくるかもしれない。言いたい放題を聞き流すわけにいかない不安がありありと浮かんでくる。

 いったい、トランプってどういう人物なんだ・・・。

いるんだよね、ああいう人が…と思い当たった途端に浮かび上がってくる嫌な感じ、不安感・・・

 具体的なことがわからないのにこれほど気になるのは「オレがオレが」というむき出しのエゴイズム、自分の意見だけの押しつけがましさ、儲けだけしか眼中にない損得感覚が並ぶ辟易感…。だからと言って、そうしたことを述べ立てている人物の存在を否定も無視もできないからだ。

 それなのに、大声で並べ立てる支離滅裂な言い分に動かされている人もいるような気配がして、それが、また気がかりをさらに大きくする。

 ・・・などと考えてくると、こういうタイプの人物は、身近なところにも結構いることに思い当たる。

 「いるんだよねぇ、ああいう人物が…」という嫌な実感がじわじわと浮かび上がってくる。

 その嫌な実感が、トランプ大統領実現のニュースでこんなに気になる理由なのではないかと、改めて思い当たる。

 あまり近づきたくないが、こういうタイプの人物が確かにいて、今までもことあるたびに、とばっちりを被ってきた…。

 そんなのが、かつて戦争中の昔からいたし、今もいる。この先も、きっと出てくるだろう。

 ならば、こういう人がマンションにもいるはずだ。管理組合のメンバーにもいるはずだ。

管理組合が手を焼いているのは もしかすると こんなトランプもどきではないか…

 ここまで考えてきて、今さらながらに思い当たる。

 こういうトランプもどきが、いつも総会で騒ぐのではないか。理事会の頭痛の種になっているのではないか。管理会社の管理員を泣かせているのではないか。

 大半の無関心派はそういうトランプもどきに引きずられて、さも納得できたような顔でうなずいたりするのではないか。

 でも、そういうトランプもどきや無関心派も、物事を決める約束事の上では、過半数とか三分の二とかいう数字の中に、何の区別もなく飲み込まれてしまう。トランプもどきであろうとなかろうと、そんな区別はルールの上では何も関係しない。

 でも、いきなりこうした事態になるわけではない。
                   ☆
 同じマンションに住んで、毎日、同じ玄関や同じエレベーターで顔をあわせているのだから、前触れもなしに突然《トランプもどき》が現れても何とか手を打つ方法があるのではないか。
                   ☆
 マンションは集合住宅だから大勢の人が住んでいる。人が大勢いれば考え方や意見も人の数だけ違う。

 だから、物事を決める前に、まず人の考え方や意見の違いをまず確かめて、それから…。そんな手続きはいちいち言うほどのことでもない。

 区分所有法も標準管理規約の理屈を持ち出すのは、そこを確かめた後だ。

 そう考えないと、同じ法律や管理規約が同じ言葉のまま30戸の小規模低層マンションにも300戸の大規模超高層マンションにも当てはまるという勘違いを引き起こすことになる。

 こんなこと、管理組合の現場で苦労して来た人なら、みんな知っている。

 知らない人は・・・・。

 もうやめておこう。
 

| muraitadao | コラム | 07:42 | comments(0) | trackbacks(0) |









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